結果が全て。
役に立たぬ者は容赦なく切り捨てる。
己が命は我の為に捨てよ。
という部下さえも自分が一手進む為の駒としか思っていない毛利元就。
先程のまつとは違って、一切笑いの無いストーリーでした。
(普通はそうなんだろうけど…)
ただ、ストーリーを進めていくうちに
少しづつ毛利の心に変化があるようにArionには思えました。
序盤は少しのミスで仲間(部下)の首を簡単に撥ねるような男でしたが、
最初に異変に気が付いたのは豊臣編で竹中半兵衛と戦っている時に、
竹中が毛利の内心を抉るような言葉を吐き、
それに激怒していたのがすごい印象に残っています。
それまでは何を言われても冷静に対処し、声を上げて怒鳴ることなど
(まぁ、いつも不機嫌であるけど)
殆んど無かったというのに、竹中戦では怒鳴ってましたね。
んで、最後の長曾我部戦では、毛利とは真逆に
部下に慕われ愛されている長曾我部から憐れみともとれる言葉を
掛けられ、毛利さんブチ切れ。
最初は部下を捨て駒扱いする毛利に罵声を浴びせていた長曾我部ですが、
彼は大人です…何かを瞬時に感じ取り、
毛利は部下や仲間を信頼する事の出来ない…
そしてまた部下や仲間から慕われることのない…
そんな状況を本当は快く思っていないことに気付いたようで
途中から毛利を憐れむような、同情するような言葉を掛け始めます。
それに対して図星を付かれたように毛利さんは激怒。
怒り狂って長曾我部を殺しました。
いやー怖いお人です。
それを見て、ちょっとだけArionも毛利の事が可哀想に感じました。
自分を曝け出すことも出来ず、部下を蔑にすることでしか
今の自分を保つことが出来ない人物なのだと思います。
人に頼ったり、誰かを守ったり、何かに縋ったり出来ない人。
強がって、人を蹴落として、自分を欺いていないと立ってられない人。
毛利元就はそんな人間なのだろうなと思いました。
(勿論、BSRの中のキャラ設定が!ですよ!)
長曾我部が死んだ後、彼の亡骸に縋る部下を見て、
目障りだと言わんばかりに彼らを切り捨てた毛利。
多分、見たくなかったんだと思います。
自分が死んでもそうやって哀しんでくれる者や、
泣いてくれる者がいないことを知っているからこそ、
目の前そんな態度を取られると腹が立って仕方ないという感じ。
それもまた可哀想な話。
でもって最後のmovie。
自分の歩き先に疲れて座り込む兵士がいたんですが、
それを毛利は「どけ(だったか「邪魔だ」だったか)」
とにかく退くように言いました。
このシーンで、本来の毛利ならば、声をかける前に
ブチ殺してしまうんじゃないかと思えて…
そうなると少しだけ、心境の変化が現れたのかなーっと
期待してしまいそうになり終わり方でした。
彼にいつか「まつ」や「かすが」のような素敵な奥さんが
現れてくれるといいのですがねー。
そうすれば彼も変わってくれるかも知れませんし…。
では総評!!
使い勝手はいいです!
使い易いです。
男キャラなんですが、女性のような身のこなしで
動きは素早く、攻撃のテンポも良く、
男性キャラだけあって攻撃力もそこそこに高いので、
(ふつう設定だと)大抵の雑魚キャラは1発で即死してました。
攻撃の方法もなんだか女性のよう…武器の所為もあって
毛利が新体操を踊っているかのように思えてならなかったです。
(武器…フープみたいじゃん?笑)
難点はまつと同じくコンボ技が少ないことですかね。
ただこちらは盾を張ったり、地雷を埋めたりといった
補助系の固有技が多く、Arionがプレイした所
毛利本人が武器を振ってコンボが狙える固有技は1つでした。
しかしそれも移動型ではないので、
ある程度敵を一か所に集めてからでないとコンボは狙い難い。
逆にBSR技の方がコンボは狙えます。
攻撃力も高く、こちらは移動型なので、敵が減れば集まっている所に
移動しながらBSR技を遣って倒せるので結構使えました。
それにBSR技のグラフィックも綺麗なので気に入りました!笑。
Arion的には総評は◎です。
多分結構使いこめばすごい楽しいキャラになると思います。
動きは滑らかなので戦闘が楽しいキャラです。
キャラ自体の性格もツンデレなのか…!と思えば、
そんなに嫌いじゃなくなりましたし、
マスターしたいキャラベスト5に入りそうな勢いです。
うん、マスターしたいです!
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